『民主党300議席』、過ぎたるは及ばざるが如し。


ここ2日で、朝日新聞と読売新聞の衆議院選挙予想が出た。どちらの記事も、民主党の大躍進の可能性が強い結果を報じていた。

前回は「郵政民営化」で自民党に票が流れ、自民党の好き勝手を許してきたのだが、今度は「政権交代」で民主党に票が流れ、民主党が好き勝手にできる状況が作り出されようとしている。民主党参議院をも「支配」しているため、ざっくり言うと、衆議院で「300議席」をとれば、自民党のように「再可決」の必要なく法律を通すことができる。

国民が政治に関心を示し選挙に参加することは、民主主義が根付いていく上で大事なことであると思うのだが、有権者一人ひとりの「哲学」がないために、その時々のマスコミに毒され、単なる「投票率アップ」に貢献するだけである。
それは、テレビでの街頭インタビューを見ていて、有権者の返答の内容が、テレビの情報番組でのコメンテーターや司会者の発言と同じであることからわかる。いままで国政の「財源」について関心がなかったような有権者が、インタビューにたいして「財源はどうするんでしょうね?」としたり顔で言っていたのが印象的であった。


8月30日に民主党の「300議席」が現実となるようであれば、また4年間「痛み」に耐えなければならない。というのは、自民党からの鞍替えや、かつては自民党にいた議員が多数を占めていて、「哲学」がほとんど近いからである。
マニュフェストにはいいものも含まれており、全否定するつもりはないが、「安全保障」や「消費税」など、民主党自公政権の「相似形」であることを肝に銘じておくべきである。

それにしても、一番ぶれているのは「哲学なき有権者」ではないのか?