[政治]「変節者」、辻元清美

http://www.asahi.com/politics/update/0727/TKY201007270293.html



今でも覚えている人が多いだろう。
社民党の福島党首が5月に罷免された時、辻元が国土交通省副大臣の席を辞任したことを。
そのとき、辻元は前原国土交通大臣と泣きながらハグしたのだが、わたしは、ちと違和感を覚えた。
福島党首の時も、連立相手の民主党から罷免されたのだから、「こんなのやってられるか!」と大声でわめきながら、連立解消を即発表すればいいものを、全国の支部の意見を聞いてから判断する、と言うような間抜けな発言にも違和感を覚えた。その上に、辻元の前原国土交通大臣とのハグしながらの別れである。
そのときの違和感が現実となった。



辻元は27日午後、社民党への離党届けを表明した。
その離党理由だが、「これまでは批判の急先鋒だったが、日本が危機的にある中で、それだけでは日本を変えることはできない。政権交代を逆戻りさせてはいけないと思った。」ことであるらしい。また、「小さな政党が政権の外に出たら、あらゆる政策の実現が遠のくのが心配で、何がこの先、社民党にとって正しい方向なのか悩んだ」らしい。政権与党の副大臣の席は、よほど座り心地がよかったのだろう。「もう一度、あの椅子に座りたい。そして、もう一度、あの甘い蜜を吸いたい」。これが本音だろう。


しかし、人間、これほどまでに変節するものだろうか?
自民党から民主党へ、またはその逆は、それぞれの党の体質からして、別に不思議に思わないのだが、社民党の、あの「辻元」が、である。

辻元は悩んだと言うが、「何がこの先、国民にとって正しい方向なのか」悩んでほしかった。「政権交代を逆戻りさせてはいけない」前に、辻元は自分の哲学を逆戻りさせてしまった。
すでに、「政治の逆戻り」が始まっていることすらわかっていない。

初心に返れ!辻元。


政治の病理学―暴力、裏切り、汚職、秘密主義、宣伝活動 (りぶらりあ選書)

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