まるでアメリカ政府の代表団

今朝のTV番組「ウェークアップぷらす」で、TPPについての討論があった。
中継で玄葉光一郎国家戦略担当大臣が出演。TPP賛成派として、あの竹中平蔵と寺島実朗。
反対派として、川上義博民主党参議院銀と鈴木宣弘東京大学大学院教授が出席していた。


賛成派は、まるでアメリカ代表団が出席しているのではと思うほどであった。
日本国民の食糧を守らなければならないという考えはみじんもなく、いざという時の食糧不足にたいしては石油と同じように、「備蓄」すればいいとも言った。いまでも、いざという時の「備蓄」は用意されているはずだが、それは毎年自国で再生産できる農業が前提である。関税が撤廃され、やすい輸入品に太刀打ちできず農業が全滅したあとでは「備蓄」が底をつけば終わりである。放棄地で荒れた農地を再生しようとしても手遅れである。


また、ほかの参加国が協議をはじめてルールが決められてから日本が参加しても、日本の言い分が通ることはないから早く協議に参加するべきだという。早く参加して「例外」の可能性について協議するべきで、「乗り遅れたら日本が損するぞ!」と言いたいらしい。しかし、「例外」が入る余地のないのがTPPで、日本が「例外」をテーブルに出しても、それはTPPではないと一蹴されるのがおおちである。こんなことぐらいわかっている連中が、あたかも日本の「例外」が認められる余地があるかのように言って、国民を「賛成」のほうに導いていくのである。まったく、「郵政民営化」の時と同じ論法で日本をアメリカに売ろうとしているのである。


TPP参加が決定されれば、アメリカから「禿鷹」が飛んできて、日本人が「絶滅種」となるのはそう遠い未来ではないのである。



TPPが日本を壊す (扶桑社新書)

TPPが日本を壊す (扶桑社新書)