トラック業者は悪くない。

http://www.asahi.com/national/update/0819/TKY201108190191.html



被災地支援のため東北の高速道路料金が中型以上のトラックやバスに限って無料になっていたが
その制度を「悪用」する者が後を絶たず、水戸ICなどで、いったん高速くを降り、近辺の生活道路で迷惑を
かけている実態が報告されていた。
国交省は「制度の理解」を訴えていたが、ドライバーからは一笑に付されていた。
そのため、有識者会議を経て、8月で中止することを検討している。


おもえば、震災直後から日本人の「品格」や「礼節」を海外メディアは称賛し、国内メディアもそれにつられ
自画自賛していた。だから、国交省も「悪用」されるなどとは思いもしなかったし、そんなことを考える余裕もなかったに違いない。


しかし、忘れてならないのは、日本は資本主義での経済活動なのだということである。
運送会社や個人のドライバーにしたら、いかにコストがかからないように走るかは、1年365日の課題である。
ましてや、景気が悪くなれば物流関係のコストカットを荷主から要求されるだろうから、メリットがあれば、いつでも
それを利用していくのは当然である。違法ではないのだから。


国交省は、まるで運送会社、ドライバーの「悪用」を非難しているが、それはお門違いである。
なんでも無料にすればいいという発想を根本的に変えるべきである。
被災地の支援は、ほかにも方法はあるはずだ。税金をつぎ込むのだから、もっと緻密に行うべきであった。

福島原発の真実 (平凡社新書)

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